チェーン店の強みから学べること。

こんにちは、羽田です。

チェーンの飲食店の強みは、お店に入りやすいこと。

これがチェーンの飲食店の圧倒的強みです。

居酒屋だろうが、高級飲食店だろうが、大衆向けレストランだろうが、これが最大の強み。

名前が知れ渡っているから、まー100点の満足度は得られないだろうが、60点ぐらいは取れるだろ。って気持ちで入りやすいです。

お客さんは、飲食店を選ぶときに、失敗したくない。

だから、100点をとれるかもしれない期待よりも、60点の安心感を好みます。

これが大前提としてあります。

じゃあ、なんでチェーンの飲食店は安心できるのか。

一つには、ザイオンス効果が適用されているから。

ザイオンス効果とは、接触回数が増えれば増えるほど、その「もの」に対して、人は親近感を持つという効果ですね。

すげーかっこつけた言葉使ってますけど、こんなことは誰でも「感覚的には」分かっていて、

例えば、今日初めて出会った人よりも、

高校生からの親友の方が信頼できるわけじゃないですか。

これは、単純に接触した回数が異次元に違い過ぎるから。

こんなことは誰でもわかっている当たり前なんですけど、その考え方を飲食店経営にも生かせる。って話です。

例えば、サイゼリヤ。僕好きなんですよね。

価格設定と料理のクオリティ。

どちらも非常に素晴らしいと思います。

そして、なおかつ、サイゼリヤはどこに行ってもある。

だから、個人経営の飲食店よりも圧倒的に何度も何度も接触してます。

駅前で歩いている時、たまにCMでも見るし、高校生の頃はよくサイゼリヤに行ってました。

おそらく100回以上接触してます。

だから、安心できるわけです。

とんでもなく不味い料理がでてくることはないだろう。

とんでもない接客サービスを受けることはないだろう。

という安心感です。

100点は取れないだろうけど、60点は間違いなく取れます。

だから、お店に入るときにビビったりしません。

でも、これが初めて入る個人経営っぽいラーメン屋さんだと、ちょっとビビります。

本当に美味しいんか?

あのおっさん怖くないかな?

頭の中で考えます。

そんなこと考えても、意味はないのですが、

お店選びで失敗したくないので、入り口の前でちょっと葛藤します

結果、それでお店に入らない人が多数います。

これが個人経営の飲食店の弱みです。

見込み客に知られていない弱さです。

ラーメン屋でなくても、カレー屋さん、カフェ、居酒屋、寿司屋

どんな飲食店でも言えることです。

お客さんに知ってもらってないから、

お客さんは入るのがちょっと不安で、

結果的に、売り上げにかなり影響が出ます。

チェーンの経営者はこの理屈を理解しており、巧みに利用してます。

例えば、
渋谷のスクランブル交差点の前にには、
でかい看板を掲げたスターバックスがあります。

ツタヤの二階ですね。

一等地すぎるので、
どえらい家賃がかかりますが、
スタバ本社からしたら、渋谷のスタバが赤字でも良いのです。

なぜなら、知ってもらえれば良いから。

スタバというカフェがあるんだな。

という認識を植え付けられればそれでよいんです。

なおかつ、
何度も何度も接触してもらう。

ザイオンス効果を利用して、親近感も持ってもらいます。

それさえできれば、店舗全体での売り上げは爆発的に伸びます。

つまり、渋谷のスタバは広告なんです。

こういう発想で、
店舗を一等地に置いている企業は実はめっちゃ多いですね。

とはいえ、
それは大企業だからできる戦略であって、
小規模のビジネスじゃあ関係ないやん。

って話なのですが、

かなり近いことを実現するのは超簡単です。

要は、
お客さんに知ってもらって、
その後何度も接触してもらえれば良いわけです。

僕だったら、
手始めに
自分のお店をお客さんに知ってもらうために、
SNSで毎日投稿とかやります。

毎日投稿=正義。
的な思想は僕にはなくて、
どちらかというと、
質の方を重要視する人間なのですが、

周りの飲食店があまりにも弱すぎるので、
SNSのアカウントを作って、
毎日投稿してるだけでも余裕でごぼう抜きにできます。

みんなめんどくさがるんですよね。

だからこそ、
徹底的に量を追求するべきです。

数で解決することは世の中たくさんあるから、数から逃げないことがめっちゃ大事です。

僕の場合、
SNSを毎日いじってたら、
いつの間にか1万人に知ってもらえたこともあるんで、
逃げなきゃ勝ちです。

飲食店のSNSの使い方については、別のとこで話します。

使い方間違ってる人多いし、指導者もトンチンカンなんで、ガチのブルーオーシャンになってます。

今日は以上です。

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