こんにちは。
羽田です。
最近ぶらぶらと繁華街を歩いていると、
「飲み放題1000円です!」
「生ビールもついてます!」
「よかったら二次会でどうですか!?」
的なキャッチが割といます。
僕は彼らキャッチがしつこくて大変嫌いなのですが、
経営戦略的にもよくないよねって話をしていきます。
それは、
キャッチに遭遇することで、
消費者視点においてなんかうぜえ。
みたいに感じる感情的な視点ではありません。
長期的な視点の話です。
いったんキャッチのうざさ抜きに、
安い訴求の話をします。
なぜ安い訴求の経営戦略がダメなのか?
①もっと安い店ができたら簡単に離れる客層を集めてしまうから。
②今後の日本全体のマクロ的な人の流れの視点の欠如
①からはなしていきます。
これは簡単な話で、飲み放題1000円とかで来るお客様ってその店が好きなんじゃなくて、安いから来るそうなんですよね。
だから、飲み放題900円の店が近くにできたら、かなり客がいなくなりやすくなります。
つまり、経営的にリスクが高いわけです。
経営の基本にはリスクヘッジがあるわけです。
つまり、突然つぶれるような店を作らないようにしないといけない。
って視点ですね。
常連のお客様はなぜその店に来ているのか?
・その店の店主が好き。
・料理が好き。
などその店にしかない要素で通われているのであれば、OKなのですが、
飲み放題1000円的な訴求で
お店の席を埋めると、
短期的な視点において、席が埋まって売り上げが上がるわけですから、感情的には楽だし、自分たちの戦術戦略が成功しているように感じます。
ただ、
自分の池に人を集められているわけではありません。
飲み放題1000円などの安い訴求で集めた魚はすぐ自分の池から逃げていく魚です。
そんな魚で席を埋めるって視点がもったいないわけです。
自分の店の強みはこれだ。
飲み放題はやらん。
過度な安いサービスも提供しない。
これぐらいの強い職人魂ゴリゴリの店の方が今後は強いですね。
②今後の日本全体のマクロ的な人の流れの視点の欠如
要するに、今後の日本は人が減ります。
人口減少です。
昨今のニュースでも少子高齢化の加速的なニュースがどんどん流れてきます。
するとどうなるか?
金を払ってくれるお客様が絶対的に少なくなるわけです。
サラリーマンも減ります。
だから、安いよ!安いよ!じゃあ、求めている量の人もどんどん集まらなくなっていきます。
子供が減って、高齢者が増えるわけです。
じゃあ、高齢者向けのビジネスをやった方がよくね?
という理屈にもなってきます。
高齢者はお金を持っているわけですが、
同時に若年層に比べて絶対的に食事の回数が多いわけですから、
料理の味に敏感であり、
金額の高い料理を好む傾向が強くなっていきます。
なので、
単価の高いお店。
それもきちんとうまい料理を出す飲食店。
サービスもしっかりしている飲食店。
これらが残っていきます。
そもそも、
これからは食にお金をかける意思を持っている客層を集めるべきだと最近は感じます。
人それぞれ金をかける分野は自分の中で決まっています。
例えば、
私は絶対に服に金はかけません。
ぶっちゃけユニクロでもかっこよくね?
って思いますし、
正直、
ユニクロのシャツと2万円のシャツの違いとかあんまわかりません。
こだわりがないわけです。
なので、
服を買うときは金額重視です。
ただ、飯を食う時は割と金額よりも品質の良いものを好む傾向があります。
なので、
飯にはそこそこお金を払っている方だと思います。
こだわりがあるわけです。
つまり、
服屋は私のようなお客さんを集めない方がいいわけです。
どうせもっと安いT-シャツを出してくれる店が近くにできたら、
私はそっちに買いに行きますから。
こだわりとかありません。
きちんと服にお金をかける意思がある人間を集める戦略を練るべきです。
一方、飯屋は私のように金をかける人間を集めるべきです。
近くに安い店ができても、
品質重視のため簡単になびくことはありません。
お店を中長期視点で考える上では、こういう視点が大事なわけです。
居酒屋でも単品飲み放題とかやらん方がいいと思いますね。
騒がしいと常連客が離れていきますし(笑)
単品飲み放題が好きなお客様は安いがすべてなのです。
じゃあ、安いは安い魚を集めるお店さんに任せて、
私たちは高いお金を払ってくれる魚を集めよう。
こっちのほうが経営が楽です。
安定もします。
以上です。
コメントを残す